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質問!妄想と病気の違いって何だろう?妄想と病気の違いと、周りの対処法。




違いは3つ。周りがサポートし協力すること、本人が服薬・通院などの適切な治療を受けることがポイント。



妄想にはあまりに突飛すぎて周りが理解できないものや、事実には反するものの背景や経緯から理解ができるものなど、いろいろな種類があります。毒が盛られていると被毒妄想がある場合もあれば、自分は神の子だと思う宗教妄想のように、あまりにも奇異なものもあります。
妄想には普通の人が日常にふと思い浮かべるものと、病的なものがありますが、後者は治療が必要になります。確信を持ち、訂正が不可能で、現実とかけ離れた妄想には、服薬やカウンセリングなどの医療敵的ケアを受けましょう。また周りの人は適度な距離を保ちつつ協力体制を整えて、本人が苦しんだり辛くなったり落ち込んだりしないように、サポートをしていきましょう。
誰でもこうなったらいいな…あの人は私のことが好きなのかな…などという妄想はしたことがあると思います。あなたの、あなたの周りの人の妄想は、どちら側にあるでしょうか?じっくり見ていきましょう。



妄想と病気の違い3つのポイント



妄想と病気の違いは大きく分けて3つあります。まず確信があること、次に訂正が不可能であること、そして現実とはかけ離れたものである(病識がない)ことです。単なる妄想であればこれらには該当しません。
あなたの、そしてあなたの周りのあの人の妄想はどんなものでしょうか?


 違い①妄想に確信を持っている



日常生活での妄想は、あり得ないことや叶わぬ夢であることを意識しています。しかし病的な妄想は合理的ではなく非現実的なことを本人が思い込んでいます。確信していることになります。「あり得ないけどこうなったらいいなあ」というのが日常の妄想、「これは絶対こうなんだ」と確信を抱くのが精神医学用語での妄想です。確信しているということが、単なる妄想と異なる点になります。



  違い②訂正が不可能である



被害妄想のなかで、「敵に狙われている」と確信している迫害妄想というものがあります。周囲の人が「敵はどこにいるの?」「考えすぎだと思うよ」と誠心誠意対応し、それは妄想だと説得しても納得しません。つまり違い①で書いた彼ら彼女らの”確信”は、訂正が不可能であるということです。



  違い③妄想が現実とはかけ離れている



どこをどう見てもそれは誤った病的と言える思い込みです。ところが本人に自覚や病識がありません。自分がおかしなことを言っているという自覚も、客観的に見たら私変なことを言っているのかな?と疑うことすらできない状態にあるのです。



一次妄想と二次妄想と違いって?~理解が出来ない妄想と理解が出来る妄想~



この2つは病的な妄想(精神疾患の妄想)に当たるものです。 妄想には一次妄想と二次妄想という2つの分類があります。
一次妄想とは、なぜそのような妄想をするのか分からない妄想のことを指します。他者から見て突飛で理解にしかねるような状態の妄想のことです。一次妄想の中には妄想知覚と妄想着想と妄想気分があります。
二次妄想とはなぜそのような妄想をするのか考えの過程や心理学的な背景からわかる妄想のことを指します。 事実には反しているものの、理解が出来る妄想のことです。


妄想の種類~妄想にもいろいろあることを知ろう~



妄想にはたくさんの種類があります。





被害妄想

自分に危害を加えられるというものが多いようです。

迫害妄想…敵に狙われている。
関係妄想…あの人がした咳は自分への警告だ。
注察妄想…監視されている。
追跡妄想…警察に尾行されている。
被毒妄想…食べ物に毒が入っている。



誇大妄想

自分を誇大に評価してしまう妄想です。

人以上に優れている、高貴な家系の生まれだ、などと信じる妄想もあります。
血統妄想…自分は王族や貴族の生まれである。
宗教妄想…自分は神の子だ。
発明発見妄想…あの発明は私がした。
恋愛妄想…自分はあの有名人に好かれている。



微小妄想

誇大妄想とは打って変わって自分をネガティブに見た妄想です。

貧困妄想…自分には十分なお金がない。
心気妄想…自分は重い病気に違いない。
罪業妄想…自分は罪を犯した。死ななければいけない。



妄想が生じる病気にはどんなものがあるの?



統合失調症

考えていることや気持ちを1つの目的に沿わせて統合する力が、長期に渡って低下する病気です。2002年に分裂病という名前から統合失調症へと変更されました。特徴的な症状は、急性期の陽性症状(妄想・幻覚)と慢性期の陰性症状(無気力・引きこもるなど)の2つに大分されます。



双極性障害

気分が高くなる躁状態と、気分が下がって落ち込む抑うつ状態を繰り返す病気です。発症に男性と女性で差はありません。双極性障害のうつ状態では、うつ病でみられる微小妄想があり、躁状態の際には誇大妄想がみられることがあります。



妄想性障害

妄想に絞った精神疾患です。妄想がある以外は普通に生活し、仕事もすることができます。妄想性障害は統合失調症に見られる突飛な妄想ではなく、現実でも起こりうるような妄想が1か月以上続く妄想です。
例)色情型、誇大型、嫉妬型、被害型、身体型など。



うつ病

気分が落ち込んだり、やる気や意欲、関心が低下するうつ病にも妄想があります。うつ病では心気妄想、罪業妄想、貧困妄想などが代表的です。



パーソナリティー障害

社会に広く通用している常識な考えと行動が激しく異なる病気です。パーソナル障害に見られる妄想は妄想性パートナリティー障害と呼ばれます。(別名:猜疑性パーソナリティー障害)。何事にも疑い深く、相手への不信感がいとも簡単に生まれてしまいます。根拠のない疑いであっても頑固に固執してしまう病気です。



その他

認知症やてんかんなどでもみられます。



妄想状態にある人への対処法



病的な妄想がある人はその妄想に確信があり、訂正不可能であり、病識がありません。良かれと思ってとった行動が裏目に出たり、恨まれたり、下手すると人間関係が破綻してしまいます。だから迅速かつ適切な対応が大切なのです。もちろん一般の人の手には負えない場合もあるので、その際は専門家であるカウンセラー(臨床心理士)に助けを求めましょう。







  ポイント①褒めることで自信を持ってもらう



人間関係でいじめられたり、裏切られたり、自分では仲が良いと思っていた友達が裏で陰口を言っていたなどの辛い経験をしてきた人は、人を信じることが出来なくなっています。そうすると小さなきっかけでも被害妄想を広げて些細なことで人を責めるようになってしまいます。
「私のことなんて嫌いなんでしょ」「陰で私の悪口を言っているんでしょう」と事実に反することを言ってきた場合には、身に覚えがない場合は堂々と否定をしてください。
ここで少しでも躊躇ってしまえば、後に引きずってしまうので、注意しましょう。また、日ごろから被害妄想を持っている人に、好意を持っていることを言動で示したり、褒めてあげることも大切です。そうすることで自信が持てるようになるので、被害妄想も少なくなる可能性があります。



  ポイント②深く立ち入らない



「自分に攻撃をしようとしているでしょ」や「盗もうと思っているでしょ」などと相手に危害を加えられるという被害妄想を持っている人には、無視するというのでもなく、その人を献身的に支えるわけでもなく、ただあなたを攻撃することはないということを示しましょう。必要以上に関わらないのがポイントです。基本的には無害な人間であることをアピールしつつ、プライベートにはなるべく関わらないようにするのです。一度このタイプの人のターゲットになると、どれだけ否定してもひとつ弱いところや責められるところを見つけると全力で攻めてくるので、最初が肝心です。



  ポイント③わかりやすいコミュニケーションをとる



恋人の被害妄想に悩まされている場合、回りくどい表現や比喩ではなく、ストレートなわかりやすいコミュニケーションをとるようにしましょう。いわゆる嫉妬に関わるアレコレは、弁解すればするほど相手の怒りを買ってしまいます。だからこそ普段から好意を持っていることを直球で伝えるようにしましょう。会えない時は会えない理由を言う、連絡をこまめにとるようにする、知りたがっていることはできる範囲で教える、など少々面倒かもしれませんが、対処を間違えなければ関係が壊れる可能性は低いです。



まとめ~病気か性格か見極めて、正しい対処を~






様々な妄想を見てきて、「怖い」「理解ができない」「関わりたくない」と思われたでしょうか?もちろんそう思うあなたのことは責められません。しかし病識のない患者さん本人も、被害妄想に怯えているのです。本当に敵が自分を狙っていたら……。本当に毒が盛られていたら……。そのような恐怖と必死で闘っているのです。

あなたが突飛すぎる妄想をする人のことを怖い、近づきたくない、関わりたくないと思っても、それが全く知らない初対面の人ならわかりますが、多少関係があったりどうにかしてあげたいと思ったら、まずは知ることから始めましょう。足し算や引き算が分からない人に連立方程式は解けません。

まずは病気を知って、種類を知って、その人のことを理解しようと努めて、そして服薬やカウンセリングに繋げれば、治る可能性も見えてきます。もしそれが家族、友人、会社の中だけで無理なのであれば、心の専門家であるカウンセラー(臨床心理士)を頼ってみるのも1つの手ですよ。
何もしようとせず、ただ漠然と距離を置いてフェードアウトするのではなく、あなたもそして患者さん本人も一歩ずつ回復の道へと歩いていきませんか?


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